オータムからの脱出(レベル)

指令は唯ひとつ、コルタナをつれて脱出しろ。

Previous	なし
Next	知られざる大地
Game	ヘイロー
オータムからの脱出
Player	マスターチーフ
Date	2552年9月19日
Location	オータム艦内
Objective	パート01: オータム なし; カットシーンのみ パート02: クリオルーム 自己動作診断を完了せよ キース艦長のいるブリッジに向かえ パート03: オータムからの脱出 オータムから脱出せよ
Enemies	エリート 青 赤 グラント オレンジ 赤

オータムからの脱出(Pillar of Autumn) は、ヘイローの最初のキャンペーンレベル。

主要な登場人物&キャスト

• SPARTAN-117: マスターチーフ
  • ………………………………………谷昌樹
• 艦載A.I. コルタナ
  • ………………………………………小池亜希子
• ジェイコブ・キース艦長
  • ………………………………………
• ジョンソン軍曹
  • ………………………………………廣田行生
• サム・マーカス三等兵曹
  • ………………………………………
• トム・シェパード兵曹長
  • ………………………………………
• 脱出艇女性パイロット
  • ………………………………………

キャンペーンの書き起こし

パート01:

｛カットシーン｝

○宇宙空間

巨大なガス惑星。その手前にリング状の物体。彼方に銀河の中心が見える。その付近を数機の戦闘機と共に航行するオータム号。船首に"Pillar of Autumn"の文字。

船首の下方にブリッジ、中に操縦席に座る2人のクルーとその後ろにキース艦長が立っているのが見える。

• キース艦長「コルタナ、奴らを振り切れたのか？」
• コルタナ「残念ながら…。」

○オータム号・ブリッジ内

前方を見つめながら手を後ろで組んでいるキース。手にはパイプを持っている。ため息をついて頭を掻き、振り返りながら、

• 艦長「ブラインドワープしたというのに何故？」
• コルタナ「コブナントの船はいつだって速かったわ。ライトスピードで操船している時に、機動操縦が制限されてたのよ。」

キース艦長、手を後ろで組んで歩きながら、

• 艦長「探知されなかったはずだ。」

立っているクルーがキースに敬礼をする。

オペレーター席の後ろに立つキース。

• コルタナ「ええ、でもワープで作った穴を見逃すはずはないわ。」

オペレーターの背後から顎に手をあてて、画面を覗きこむ艦長。画面にはガス惑星とリング状の物体と航路が表示されている。

• コルタナ「惑星の裏側で待ち構えているのよ。」

キース、メインスクリーンの方へ歩きながら、

• 艦長「それで、状況は？」

メインスクリーンの前に立って、パイプを振りながらコルタナの報告を聞く艦長。

• コルタナ「奴らの最後の警備艇を片付けているところよ。」
• コルタナ「でも、接近してくるCCSクラス艦隊の方が厄介よ。各艦隊は3隻の主力艦で構成されてるの。あと90秒で周りは敵だらけよ。」
• 艦長「そうか…。戦闘態勢アルファを発動しろ。総員配置だ。」
• コルタナ「全員に？」
• 艦長「全員にだ。それから…」
• コルタナ「うん？」
• 艦長「彼を起こす時が来たようだな。」
• コルタナ「わかってるわ。」

○格納庫

あわただしく準備がなされている格納庫内。

• コルタナ（放送）「全戦闘員に告ぐ、各自戦闘配置に付け。」
• コルタナ（放送）「第5小隊は11甲板のエアロックへ。第14小隊、防護壁チャーリーで第22戦術部隊と合流せよ。」

装備を整えている海兵隊員達。

海兵隊員達の方に歩いてくるジョンソン軍曹、その前を兵士を乗せたワートホグが通り過ぎていく。 軍曹、海兵隊員達の前に立ち止まって、

• ジョンソン軍曹「聞いたか？パーティーの時間だ！」

整列する海兵隊員。

• コルタナ（放送）「これは演習ではありません。繰り返します、演習ではありません。」

整列した海兵隊員の前を歩きながら激を飛ばす軍曹。

＊以下、難易度別にセリフが変わる。

難易度（ビギナー）

• 軍曹「さあ、お前ら、はやくしろ！よく聞け！奴らはどこから来るかわからず。いいか、全員生きて帰還しろっ！！」

難易度（ノーマル）

• 軍曹「よく聞け！俺達の任務は空軍がおっぱじめたことの後始末をすることだ！今から地上に降りコヴナント共と交戦する。奴らを蜂の巣にしてやれ！」

難易度（アドバンス）

• 軍曹「あの顎の割れたイカ野郎共に、俺達を敵に回すと、どんな目にあうか、ってことを思い知らせてやれ！弾がなくなるまで、撃って、撃って、撃ちまくるんだ！手榴弾でブッ飛ばしてやれ！」

難易度（レジェンド）

• 軍曹「俺達はあの間抜けなエイリアン共を宇宙の果てまで引っ張り出し、地球の安全を確保することに成功した。だが、どうやら奴らが血眼になって探しているブツに出くわしちまったようだ。そこでだ！たとえそれが何であろうと、決して奴らに渡すな！」

隊列の端まで歩き終わった軍曹、振り返って、

• 軍曹「お前ら、わかったな！」
• 海兵隊「（声を揃えて）はい、軍曹！」
• 軍曹「いいだろう、さあ行くぞ！急げ！」

駆け足の海兵隊の真ん中を歩く軍曹。

• コルタナ（放送）「総員に告ぐ、コヴナント接近中。戦闘準備開始。」

軍曹立ち止まり、銃を掲げて、

• ジョンソン軍曹「コヴナントを間近で見たいとほざく、お前ら半人前には、またとないチャンスだ！」

○クリオルーム

クリオルームの制御室。トムとサムが制御パネルを操作している。パネルのディスプレイに、

>X - CORTANA 1 0 CRYOSTOR. 23.4.7

>(PRIORITY ALPHA)

>UNSEAL THE HUSHED CASKET

の文字が表示される。

• トム「うむ。」
• サム「どうでしょう？」
• トム「いいだろう、はじめるぞ。」
• サム「レベルシステム、オン。30秒で加熱分解します。」

制御室の窓から正面にマスターチーフの入っている冷凍カプセルがある。

• サム「温度上昇、あと5秒です。」

冷凍カプセルの回りから蒸気が噴き出す。

• サム（放送）「サイクル完了。異常なし。」

（チーフの視点から）カプセルの脇にトムが立っている。冷凍カプセルの蓋が開き、

｛カットシーンおわり｝

パート02: クリオルーム

＊難易度アドバンスまたはレジェンドの場合、マスターチーフが冷凍カプセルを出るところまでカットシーンが続き、以下のサムが死亡する箇所までを省略。

• トム「手荒な起こし方ですみません。緊急事態です。方向感覚もすぐに戻るはずです。」
• サム（放送）「チーフ、すぐに整備します。」
• トム「部屋を見回して見てください。キャリブレーションをチェックします。」

辺りを見回す。

• トム「オーケー、ありがとうございます。」
• サム（放送）「ヘルスモニターをオンにします。」

HUDのヘルスモニターが表示される。

• トム「バイタルサイン異常なし。オーケー、カプセルから出てください。」

カプセルから出るマスターチーフのカットシーン。

• トム「通常の倍の興奮剤を投与したのでクリオルームを歩き回って見てください。次は視覚をチェックします。」

歩き回る。

• トム「オーケー、私の方を見てください。」
• トム「赤い四角の上に立ってください。」

赤い四角の上に立つ。

• トム「すいません。緊急時ですので、照準は御自身で調整してください。ではパネルに照準を合わせて、動かしてみてください。」

パネルに照準を合わせる。

• トム「オーケー、異常ありません。」
• サム（放送）「チーフ、今度は上下の動きを逆転させますので、確認をお願いします。」

パネルに照準を合わせる。

• サム（放送）「もう一度、照準を動かしてみてください。」

照準を動かす。

• サム（放送）「どちらが良いですか？」

照準のY軸を反転させるかどうか選ぶ。

• サム（放送）「それではもう一度、動かしてみてください。」

照準を動かす。

• サム（放送）「これでオーケーですか？戻します？」

照準のY軸を反転させるかどうか選ぶ。

• サム（放送）「それでは（ノーマル / リバース）にしておきます。後から変更可能です。」
• サム（放送）「エネルギーシールドのテストをしましょう。」
• トム「テストステーションまでついてきて下さい。」
• コルタナ（放送）「コヴナントの攻撃機が接近中、防衛チームはアルファからシエラに展開せよ。突入してくる敵を迎撃。」

トムの後について、シールドテスト装置へ。

• トム「チーフ、こっちを見てください。開始します。」
• トム「黄色い四角の上に立ってください。」

黄色い四角の上に立つ。

• トム「オーケー、私の方を見てください。」
• トム「エネルギーシールドをオンラインにしてくれ。」

エネルギーシールドがチャージされ、HUDにシールドゲージが表示される。

• サム（放送）「よーし。フルチャージ完了しました。」
• トム「では、オート リチャージのテストに移ります。」

シールドの自動回復テスト。

• サム（放送）「エネルギーシールドのチェックは完了しました。」
• キース艦長（放送）「クリオルーム。こちら、艦長だ。すぐにチーフをブリッジによこしてくれ。」
• トム「艦長、武器のチェックが済んでいないのですが。」
• キース艦長（放送）「大至急だ。」
• トム「了解。」
• トム「はやく行ったほうが良さそうです。武器は後でお届けします。」
• サム（放送）「自己診断機能をオンにしておきます。」
• トム「いいアイデアだ。サム、そろそろ避難しろ。」
• サム（放送）「コンピューターをリセットしたらここから出ます。」

サムのいる制御室のドアが乱暴に叩かれる。

• サム「なんだ？なんだ？！ドアをぶち壊そうとしてる！」

ドアが破られ、侵入してきたエリートがサムを撃つ。

• サム「助けてくれ！ウワッー、やめろ！やめてくれ！！ウァッ！」

倒れるサム、

• トム「サム！サム！！（チーフに）さぁ、早く出ましょう！」

クリオルームから通路へチーフを先導するトム。

• トム「こちらへ。」

＊クリオルームからブリッジまでの間に以下のコルタナの艦内放送が1分から2分置きに流れる。また艦の揺れの為にコントローラーが1分置きに弱く振動する。

　クリオルームでの最初の放送

• 「コヴナントの攻撃機が接近中、防衛チームはアルファからシエラに展開せよ。突入してくる敵を迎撃。」

　繰り返される放送

• 「警告。第3、第9左舷甲板にコヴナント侵入。チーム アルファ迎撃開始。」
• 「緊急警告、総員に告ぐ。第4、第7、第12左舷甲板に侵入者。チーム ベータ出動。」
• 「第8から第10右舷甲板に敵グループ侵入。チーム エコー迎撃開始。」
• 「第4、5、7、8、そして第11左舷甲板にコヴナントの侵入を探知。応戦せよ。」
• 「第7左舷甲板でチーム ベータ交戦中。警備チーム、援護せよ。」
• 「緊急警告。第4、第6、右舷甲板に敵侵入。警備チーム、チーム シエラの援護に回れ。」
• 「第9左舷甲板で戦闘中。チーム チャーリーより応援要請。チーム フォックスは第8、第10右舷甲板で待機。」
• 「チーム サードからエクスレイまでは、第5より第6右舷甲板へ、急げ。」
• 「チーム オルタ、ロミオ、第9から第11まで、右舷甲板へ。」

○クリオルームからブリッジまでの通路

トム、通路途中のドアを開けようとして爆発に巻き込まれ死ぬ。

メンテナンス通路を通って進む。

通路の先で敵と交戦中のクルーたち。

• クルー「あのブラストドアを確保しろ！急げ！」

敵との間に隔壁が閉まる。

• クルー「チーフ、ここの安全は確保しました。別の場所を援護してください。」

通路を進み、ドアを開けると目の前に海兵隊と交戦中のエリート。エリートの脇を抜けて海兵隊と合流。エリートとの間のドアが閉まる。

• 海兵隊員「チーフ、艦長が大至急ブリッジへ来るように。」

進むと戦闘中のクルーと海兵隊員がいる。

• 海兵隊員「チーフ、逃げてください。」
• 海兵隊員「チーフ、艦長がブリッジでお待ちです。ついてきてください。」

海兵隊員の先導でブリッジの入口へ進む。途中で交戦中の海兵隊がいる。

• 海兵隊員「チーフ、逃げてください！」

ブリッジの入口に着く。

• 海兵隊員「（立ち止まって）チーフ、はやく艦長のところへ。」

　

○ブリッジ

｛カットーシーン｝

メインモニターを見ているキース艦長。

• マスターチーフ「キース艦長。」

メインスクリーンから向き直って、チーフと握手する艦長。

• キース艦長「チーフ、会えてうれしいよ。状況は芳しくない。彼女はよくやった。（コルタナに）敵の数は？」

メインスクリーン横の円柱状のターミナルからコルタナのホログラムが現れる。

• コルタナ「敵は12隻もの上位艦よ。（目を閉じて）でも、3隻は破壊したわ。いえ、4隻ね。」
• コルタナ「（チーフに）眠れた？」
• マスターチーフ「ああ、君の操縦のわりにはね。」
• コルタナ「（目を細めて）ごあいさつね。」

爆発音がして、大きく揺れる。

• キース艦長「報告しろ！」
• コルタナ「乗り込んでくる気よ。おそらく反物質弾を使ったのね。」

ブリッジの最前列のシートの火器管制官が艦長達に振り向いて、

• 火器管制官「大変です！キャノン砲使用不能！」
• コルタナ「最後の望みが絶たれたわ。」
• 艦長「仕方がない。コール条約発動、総員非難しろ。君もだ、コルタナ。時間がない、急ぐんだ。」
• コルタナ「艦長、船と運命を共にするつもり？」

パイプを咥えていた艦長、パイプの吸い口で前方のヘイローを指して、

• 艦長「そうだな、あの物体に上陸してみよう。」
• コルタナ「それは私の仕事だわ。艦長は脱出してください。」
• 艦長「君の厚意には感謝する。私の一存ではない。船上A.I.の破壊や捕獲は絶対に容認できんのだ。君には脱出してもらう。緊急着陸ゾーンをデータにセットし、その後で君自身の脱出準備をしてくれ。」
• コルタナ「わかりました。」

コルタナのホログラムが消える。

• 艦長「チーフ、コルタナを連れ出し、彼女を守ってくれ。彼女が捕らえられたら、何もかも知られてしまう。配備、新兵器、地球の…、すべてをだ。」
• マスターチーフ「了解した。」

コルタナのホログラムが現れる。

• コルタナ「オータムは艦長の着陸指示まで回避操縦を続けます。聞いてもらえるとは思いませんが、最終アプローチは私に任せてくれませんか？」
• 艦長「すばらしい出来だ、コルタナ。準備はいいか？」

コルタナ周りを見渡した後、目を閉じて、

• コルタナ「ええ、いいわ。」

タッチパネルを操作して、コルタナが入ったディスクをターミナルから取り出す艦長。ディスクをチーフに手渡し、

• 艦長「幸運を祈る！」

受け取ったディスクをヘルメットの後部に差し込むチーフ。

• コルタナ「あら、あなたの内部構造って、オータムのとそう変わらないのね。」
• マスターチーフ「おかしな気を起こすなよ！」

｛カットシーンおわり｝

パート03: オータムからの脱出

ハンドガンを手渡す艦長。

• 艦長「これを持ってけ。弾薬は自分で見つけてくれ。」

先に進まず待機していると、

• 艦長「ここで君にできることは何もない！」
• 艦長「指令は唯ひとつ、コルタナをつれて脱出しろ。」
• コルタナ「チーフ、急ぎましょう。コヴナントに占領される前に船から脱出しないと。」

＊艦長またはブリッジのクルーを殺害した場合は次のセリフの後、無敵の海兵隊員が現れて戦闘になる。

• コルタナ（無線）「いったい何をしてるの？！チーフが手に負えないの！誰か、彼を始末して！」　

＊ここから次のカットシーンまでの間、艦長の艦内放送が1分から2分置きに流れる。

• 「第7、第8甲板の戦闘部隊、第2防衛位置まで退却。」
• 「第5から第9甲板の戦闘部隊、第2防衛位置まで退却せよ。」
• 「第1甲板から第4甲板の乗組員は、脱出ステーションに集合せよ。」
• 「第9甲板から第12甲板の乗組員は、脱出ステーションに集合せよ。」
• 「残りの乗組員に告ぐ、脱出ステーションに退却せよ。」
• 「チーム アルファからノーベンバー、近くの脱出ステーションに退却せよ。」
• 「チーム シエラからビクター、脱出準備にかかれ。」
• 「全戦闘チームに告ぐ、第3防衛位置まで退却せよ。」

○食堂

食堂で戦闘中の海兵隊がいる。

• コルタナ「彼ら、あなたの助けを必要としているわ。」

○第31エアロック

エアロックの前で待機する海兵隊員。エアロックのドアが爆発して、海兵隊員を吹き飛ばし、コヴナント部隊が入ってくる。

• 海兵隊員「急げ！エアロックに戻れ！」

戦闘終了後、

• コルタナ「脱出用のエアロックから侵入された。私達の出ていったところから入ってくるなんて、なんてずうずうしいの。」

○階段室

• コルタナ「コヴナントよ、すぐ上だわ。」

○船外が見える通路

• 艦長（放送）「こちら艦長だ、船を放棄する準備をしろ。乗員の避難までなんとか持ちこたえたい。幸運を祈る。」

エアロックから次々に飛び出す脱出艇。

• コルタナ「脱出が始まったわ、急いで。」

ビームで破壊される脱出艇。

• コルタナ「コヴナントが脱出艇を破壊してるわ、あそこには来てほしくないのね。」

○第51、52、53エアロック

• コルタナ「不味いわ、ブラストドアが閉まる。メンテナンス通路を使いましょう。ナビポイントを表示するわ。」

HUDにナビポイントが表示される。

○メンテナンス通路

• コルタナ「通路の外に奴らがいるみたいね。モーショントラッカー、アクティブ。安全な出口を探すわ。」

HUDにモーショントラッカーが表示される。

コブナントが見える出口。

• 「近すぎる、別のルートを探しましょう。」

壊れたドアのある部屋。

• 「ここは安全みたい。待って、そこを通りたいんだけど爆発で破損しているわ。解析中、ドアの制御装置がオフになっているわね。銃でドアを叩き壊せば、ドアを開けることができるはずよ。」

○クリオルーム制御室

サムの死体があり、制御室の窓からチーフの入っていたカプセルが見える、その回りにエリートがいる。

• コルタナ「あなたの寝ているうちに捕まえたかったのね。」

○第61、62、63エアロック前の通路

• コルタナ「あれが最後の脱出艇よ。はやく乗って。船は相当なダメージを受けている、オータムが後どのくらい耐えられるかは予想できない。」

｛カットシーン｝

○エアロック

爆発でエアロックの中に吹き飛ばされ倒れこむ兵士。

• 海兵隊員「ああ、なんてこった。」

頭を抱え震えている兵士の背中を左手でつかんで脱出艇に放り投げ入れるチーフ。その姿勢から右手で銃を掲げ、半身で背後を確認する。

• コルタナ「さぁ、飛び出すなら今よ。」

チーフ、素早く身をひるがえすと脱出艇に走りこみ、ドアを閉めて手摺を掴む、操縦士に向って

• チーフ「いけ。」

操縦士振り返って、

• 女性操縦士（無線）「了解。」

操縦士、機器を操作しヘルメットのバイザーを下げる。

○宇宙空間

オータムから勢いよく飛び出すだす脱出艇。

• 女性操縦士（無線）「離脱成功。安全圏へ全速全進。」

脱出艇が離れるにつれてオータムの船体の各所で火の手が上がっているのが見える。

○脱出艇内

シートベルトをして座っている兵士、頭を振りながら、

• 海兵隊員「まったく、こんなところで死ぬのはごめんだ！」

手摺を掴んでいたチーフ、兵士の肩に手を置く。

• コルタナ「見て。」

操縦席の後ろに歩いていくチーフ。操縦席の窓からリング状の物体が見える。

○宇宙空間

脱出艇がリング状の物体に近づく従って、巨大なリングの内側に地球のような大地が広がっているのがわかる。

○脱出艇内

• 海兵隊員「あれはいったい、なんだ！」
• 女性操縦士（無線）「わからない、とにかく着陸する。」
• 海兵隊員「オータムがやられた！」

脱出艇後部の窓からオータムを見るチーフ。

○宇宙空間

月のような衛星とオータムが見える。

• コルタナ「オータムが加速してる、艦長が自分で操縦してるんだわ。」

青いビームを四方から受けながらも加速して、脱出艇の上を通過するオータム。

○脱出艇内

操縦士、機器を操作しながら、

• 女性操縦士（無線）「しっかり掴まって！5秒後に大気圏へ突入する。」

○宇宙空間

脱出艇の下部が大気との摩擦で輝く。

○脱出艇内

両手で左右の手摺に捕まって立っているチーフ。

• コルタナ「座ってたほうがいんじゃない？」
• チーフ「大丈夫だ。」

○宇宙空間

リングの地表にどんどん近づいていく脱出艇。

○脱出艇内

腰を落として姿勢を低くするチーフ。

• コルタナ「お祈りでもしなくちゃね。」

｛カットシーンおわり｝