- “初めは順調だった・・。だが、戦局は混迷を極め・・被害は拡大し続けた・・。早期決着が見込まれた戦いは・・5年間の地獄と化した”
ハーベストキャンペーン,[1]又はハーベスト解放[2] と呼ばれる一連の戦闘はUNSCコロニー惑星ハーベストをコヴナント帝国から解放するために発生し、2526年~2531年2月5日までの5年間にわたって行われた、多大なる流血をもたらした戦闘であった。同様の戦闘はOperation: TREBUCHETでも発生した。ハーベストキャンペーンは単一の戦闘ではなかったように書かれている。[3][4]
背景[]
コヴナントとの遭遇[]
- 詳細は 「First Battle of Harvest」 を参照
UNSCコロニー ハーベストは2468年にUNSC スキッドブラドニールによって地球から最も離れた植民惑星として発見された。 2525年にはUNSCの主要な農業拠点として発展していた。 しかし、同年初頭に未確認物体の遭遇を報告したのちに全ての連絡が途絶した。数千人のハーベスト植民者だけがUNSC勢力圏に撤退してきた。[5]
UNSCは戦闘群(フリゲート艦2隻と駆逐艦1隻)を調査のため派遣する。彼らが見たものは、惑星上の物体が全てガラス状に変化した酷い光景と軌道上に浮かぶエイリアン戦闘艦の姿であった。そして接触を試みようとするがエイリアンシップからは自らを"コヴナント"と称する勢力であることを明かし、戦闘群に対して攻撃を開始する。この短時間の交戦でフリゲート艦は全滅、駆逐艦は大破するという大打撃を受けるのであった。[6][7]
UNSCの反撃[]
- 詳細は 「Second Battle of Harvest」 を参照
この大敗北を受けてUNSC軍は直ちに動く。プレストン・エレミア・コール海軍退役中将(大反乱時代のベテラン)を正規軍に復帰させ、人類史上最大の艦隊を動員しハーベストに向かう。軌道上の決戦は熾烈な物となったが最終的に人類が勝利する。そしてコールは海軍大将に昇進する。[6][7]
40隻を従えてハーベスト軌道上に姿を現したUNSC艦隊は1隻のコヴナント戦闘艦に対してM.A.Cとシバ核弾頭による猛攻を加えた。しかし全く効果がないように見えた。多くの戦闘艦が破壊された後にコール中将発案の核弾頭一斉射撃によって、ついに勝利を収めたのである。[6][7]
ハーベスト奪還[]
初期の勝利[]

ペリカン部隊によって援軍が送られる。惑星ハーベストにて
コールの"勝利"にもかかわらず、多くのアウターコロニーやハーベストに対して侵略を続けた。ハーベストでは特に酷く、破壊された惑星上で何かを発掘していた。UNSCはこの一連の攻撃に対する報復としてハーベストの破壊された都市などに対して海兵隊による大規模攻撃を開始する。その戦闘の殆どを勝利し、その報告がコールのもとに次々と寄せられる。それらはUNSCによって報道され、ますます彼らの士気を高めるのであった。[8][9][4] [6][7]
だが、幾ら地上で勝利をおさめようと宇宙での戦闘で敗北を続け出していては全く意味をなさなかった。UNSC宇宙軍の損害は日々拡大しており、ハーベストだけにとどまらずコヴナントに侵略されたすべての星系にて、それは明らかであった。[8]
コヴナントの反撃[]

コヴナント駆逐艦によって猛爆撃されるハーベスト
ハーベストでの戦闘は勝利を収めてはいたが常に大被害を受けていたのはUNSCであった。既に多くの海兵隊がハーベストにて倒れていた。次々と海兵隊を倒すためのコヴナント地上軍が到着しUNSC軍を次々を殲滅していく。ついに海兵隊は撤退し、ハーベストは完全にコヴナントに支配された。彼らはフォアランナー アーティファクトを発掘するために全土の調査を始める。[8][4] コヴナントのこの大反撃の際SPARTAN-IIスーパーソルジャー2名が倒された。デイジー-023とラルフ-303である。[9]
やがて、コヴナント地上軍司令Re'gish Wamikはフォアランナーアーティファクトを発見した。それを悔恨の預言者とアービター Ripa 'Morameeに報告する。
UNSCでは最後の望みとしてマラソン級巡洋艦 UNSC プロフェシーをハーベストに送り込む。プロフェシーはハーベストコヴナント駐留軍を撃滅する任務を与えられていた。軌道上にて複数のコヴナント戦闘艦と交戦する一方軍事基地を地上に設営する。だが、プロフェシーは核融合炉を破壊され放射能が艦内部に漏えいすると言う深刻な事態に陥った。この様子をONI プラウラー が探知していた。しかしこの艦はすぐ撤退し海軍司令部に通報しただけで戦闘には参加しなかった。[6]
ハーベスト完全開放[]
2531年1月6日にUNSC宙域にてプレストン・コール大将はオレズONI中佐から通信を受ける。彼からインディアン座イプシロン星系に戦闘艦を派遣するよう要請されるが、補助艦の派遣は行うと返答、直ちにUNSC スピリット オブ ファイアとUNSC フリゲート艦部隊を派遣する。この部隊は2531年2月4日に星系に到着しプロフェシーの救助に当たる。艦からは2月1日に発信された救難信号が繰り返し流れていた。[6]
宇宙戦[]
到着した直後にSpirit of FireのAIセリーナはプロフェシーの核融合炉が断裂し艦内に極めて危険な量の放射能が蓄積されていると分析する。艦から救援が向かおうとしたまさにその時、プロフェシーの背後にコヴナント戦闘艦4隻が姿を現す。スピリット オブ ファイアはMACガンとHAVOK核弾頭を発砲し直ちに救援部隊に対して出撃を命令する。

リマ隊のペリカンがプロフェシーに向かう。
リマ隊指揮官フォージ軍曹はペリカンに乗り込み、出撃する。だが敵のファントムによる邀撃を受け損傷しプロフェシーに不時着する。部隊と共に艦内部に侵入し、犠牲者出しながらも生存者を救出しつつ、AI "FitzGibbon"を説得し艦に積載された全てのデータの消去と艦の自爆を実施する。そしてベイ2より離脱した彼らはスピリットに帰還する。艦から救い出した生存者は皆、艦内で息を引き取った・・。
この出来ごとの後、ONIは民間人であるエレン・アンダース教授にフォアランナーシンボル解読を"依頼"しUNSC ラスト グリーミングに載せてスピリットに向かわせる。[6]
地上戦[]

襲撃されるアルファ基地
アルファ基地はフォアランナー基地に一番近い拠点である。戦闘中、フォージによる北極圏の調査のため警戒の強化を行っている。戦闘初期にはホーネット隊によるラリーポイントベーカー付近において調査を行った。やがてクアドラント4においてコヴナントベースが発見される。
やがて、桁違いの猛攻撃を受けアルファ基地は陥落する。撤退する兵士達を集め、フォージは基地奪還作戦を指揮する。基地に対してはフォージ歩兵部隊による反撃とショートソード爆撃機による空襲が実施され、基地は奪還された。UNSC軍の次なる目標はフォアランナー遺跡であった。この遺跡の前に駐留するコヴナントを撃滅し、遺跡を爆破しようとしていたコヴナント部隊を一掃する。
遺跡内部にアンダースとフォージ部隊が突入し、遺跡最深部にてホログラフィックを発見する。それは星系地図であった。星系地図を見ているUNSC部隊を背後からエリート等のコヴナント部隊による猛反撃が襲う。フォージらの窮地を救うためにカーターは重戦車2両を投入、遺跡に立て籠るフォージらを救出した。
アンダースがスピリットに帰還すると共にアルファ基地から大規模な援軍が送り込まれ、遺跡内部に残るコヴナント部隊が一掃された。[8]
余波[]
情報を集約した結果、UNSCコロニーアルカディアに何かがあると見たアンダースはカーターにアルカディアへ向かうよう要請、カーターはこれを受託しスピリットはアルカディアへジャンプする。一足早く到着していたコヴナントはアルカディアを攻撃する。遅れて到着したスピリットはコヴナントによるある企みを阻止するべく戦場を転々とする。
完全に奪還されたハーベストであるが、各インナーコロニーが襲撃されるようになると、戦略的価値を完全に失ったハーベストは放棄され、その戦力を惑星リーチと惑星地球の防衛のために投入することになる。[8]
関係者[]
要員[]
United Nations Space Command |
コヴナント
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Sources[]
- ↑ Halo 3: ODST, Veronica Dare in-game character profile
- ↑ Halo 3: ODST, Edward Buck in-game character profile
- ↑ Halo Wars, Five Long Years Cinematic
- ↑ 4.0 4.1 4.2 Halo Waypoint - "The Secret Below Harvest" video
- ↑ Halo: Contact Harvest
- ↑ 6.0 6.1 6.2 6.3 6.4 6.5 6.6 Halo Wars: Genesis
- ↑ 7.0 7.1 7.2 7.3 Halo: Evolutions - Essential Tales of the Halo Universe, The Impossible Life and the Possible Death of Preston J. Cole
- ↑ 8.0 8.1 8.2 8.3 8.4 Halo Wars levels Alpha Base (Level), Relic Approach (Level) and Relic Interior (Level)
- ↑ 9.0 9.1 Halo Legends, Homecoming
- ↑ Halo Legends: Homecoming developer commentary - Frank O'Connor confirms that John appears at the end of the episode.
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