Halopedia
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ペシ・セルペンティスの戦いコヴナント戦争後半期に入った2543年に行われた宇宙戦の一つでありコール提督の最後の地とも知られている。この戦闘でイオを含む80隻以上の艦艇を失った。[1]

交戦前[]

コールはこの決戦を前にその多くの時間を準備に費やした。エベレストの超改造の為に大量のチタンや膨大な量の艦載兵器を調達(この時コールはエベレストに対して105発のシバ核弾頭、2400基のアーチャーミサイルポッド、AAAヘリックスシステム54,000基とその弾薬というとんでもない重武装を調達し、搭載させていた)し先の戦いで重度の損傷を負ったUNSC イオを戦闘集団に編入、星の密度及びスリップスペース理論の研究を行った。これらの行為はUNSC上級司令部と上司に知られていたが、何が目的かまでは知らなかった。[1]又、これらの準備と平行してプラウラー UNSC Wink of an Eyeを星系に送り込み、1週間掛けてコヴナント艦隊を監視させた。[1]そして、最後に元恋人であった反乱軍指揮官の一人カスティリア率いる独立戦闘集団を戦闘に参加するよう促すために連絡を行った。彼女の艦隊は先の18スコルピの戦闘で参加していたのであった。

戦闘[]

UNSC軍到達[]

インディア戦闘群は複雑な航路をとり"ペシ・セルペンティス星系"に突入する。これは迅速に機動する事で現地のコヴナントに警告を発することを目的とした。UNSC戦闘集団は巨大なガス惑星Viperidaeの前にジャンプするという前代未聞の行動に出た。光速機関のランダム性によって集団がばらばらになりつつあったが、何とかコールは艦隊を再集結させた。コヴナントはコール艦隊を攻撃し始めるが、ガス惑星が邪魔となり艦隊は2つに分かれてしまった。コール艦隊はコヴナント相手に対抗しうる火力を持っていたが艦隊の戦力3分の1を失う。しかし、コヴナントも23隻を失い、100隻を超える艦艇が大ダメージを負った。

反乱軍の介入[]

この直後に反乱軍艦隊がスリップスペースを抜け、星系へ侵入する。改造されたフリゲート艦ベリコースに率いられた反乱軍艦隊はコヴナントに攻撃を行う。反乱軍艦隊は25%を失ったが、コヴナント艦隊相手に打撃を与え星系から撤退した。この隙にコールは艦隊を再編成する。この時、コールは自身の旗艦をグラヴィティ・ウォールのそばまで移動させていた。[1]

コール提督の最後[]

コールは艦隊が引き返せないようなポイントを突破し、余りにも接近しすぎていた旗艦エベレストは後退することもなく、全UNSC艦に対しシバ核弾頭ミサイルの一斉射撃を命じ、数百発のシバ核弾頭が放たれた。これらの火力は敵艦艇を破壊したが、艦隊にも損害を与えた。そして、この大爆発の結果惑星が内融合を引き起こし、褐色矮星となり大爆発を引き起こした。惑星の大爆発によってコヴナント残存艦艇は失われ、エベレストをも恐らく破壊した。[1]

その後[]

コヴナント2個艦隊300隻がUNSC軍の核ミサイルによって引き起こされた大爆発によって惑星諸共吹き飛ばされたことは事実であったが、コールが戦死したかについては疑わしいとされた。何故なら、艦隊が先に放ったアーチャーミサイルの群れはエベレストの前で時期早々に起爆しており、スリップスペースの破裂を模倣していた。更に、コールは戦いの前にスリップスペース・ストリームについての大規模調査を行っていた。これはジャンプするための計算に利用された可能性を指摘されている。退却中の戦闘集団が捉えていた映像にはUNSC巡洋艦の姿が映し出されていたが、別の艦の映像からイオのシルエットであると特定された。超新星による爆発が原因で、当時正確な答えが導き出せなかったのである。

これらの疑惑に対しUNSCのAIコードネーム:SURGEON'sはエベレストがスリップスペースに脱出し、生存している可能性は89.7%と結論付けた。又、コヴナント艦隊300隻の全滅は当時最大の戦果であり、2552年後半にマスターチーフらがコヴナント軍巨大宇宙ステーションアンイールディング・ハイエロファント破壊で488隻を撃沈するまで破られることはなかった。コール提督の記録は、地球のシドニーにある最高司令部ブラボー6に存在している。2543年7月28日、コールの戦死に伴い、戦死発表と共に哀悼の日であると宣言された。"コール提督の最後"と呼ばれる絵画が作成され、2552年当時地球のシドニー 最高司令部ブラボー6の壁に掛けられていた。[1][2]

情報源[]

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 Halo: Evolutions, "The Impossible Life and the Possible Death of Preston J. Cole", pages 472-485
  2. Halo: The Fall of Reach, page 100


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