Halopedia
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“俺達はシグマ・オクタヌス IVコヴナントから取り戻す。 そのために俺は奴らを一人残らず全滅させるつもりだ。”
John-117ハーランド伍長に対して告げた言葉

シグマ・オクタヌスIVの攻防UNSCDFコヴナントの侵略に応戦した戦闘で、2552年中旬に発生した。

戦闘[]

初期の宇宙戦[]

“シグマ・オクタヌス星系は間も無くコヴナントの攻撃を受けようとしている。”
— ジェイコヴ・キース中佐

2552年7月17日にウィリアム・ラヴェル少尉は、スリップ・ストリーム・スペース内部で異常な数値を探知。彼はこれを小惑星と断定し、レポートを送信した。

しかし、シグマ・オクタヌスIVにいたUNSC イロコイ艦長ジャイコヴ・キース中佐はこのレポートを読み、ファジャード-084の過去の報告書を呼び寄せる等した結果、コヴナント軍のフリゲート艦クラスの戦闘集団であろうと結論する。

結果は正しかったようだが一部間違ってもいた。UNSCの遠隔スキャン前哨地が捉えた"それ"は空母1、RPV級駆逐艦1、フリゲート2のコヴナント艦4隻から構成された小規模の侵略軍であった。

勝算は殆ど無いに等しかったが、キース中佐は攻撃を決意。直ちにハロルド・スタンフォース提督に状況を報告すると共に救援を大至急要請、敵戦闘集団に1隻で立ち向かっていった。

この孤立無援の戦いは、UNSCでは極めて稀な勝ち戦となった。これが後に語られることとなる、キースループである。

イロコイは単独で奮戦し、3隻の護衛艦(駆逐艦1隻、フリゲート艦2隻)を撃沈するが、空母は撤退せずシグマ・オクタヌスIVの首都コートダジュールに降下艇を30機以上投入、軍隊を惑星地表部に侵攻させた。キースは侵入に気づいていたが既にこのとき弾薬も無く、船体も損傷していたがために迎撃することが出来なかった。

地上戦[]

“此方はハーランド伍長だ。ブラボー陣地とアルファ司令部は全滅。アルファ司令部からは敵を撃退したが、死傷者はほぼ100%。負傷者も居る。大至急撤退を要請する。繰り返す、大至急撤退が必要だ。”
— ハーランド伍長

地上にコヴナント軍が降下し、コートダジュールを占領したことは直ぐに判明し、海兵隊が降下したが、衛星による捜査は地表に広がるジャングルと霧により行うことが出来なかった。グリット 13 x 24ではコヴナント軍に対する偵察の為にUNSC海兵隊の一団(マッカスキー中尉率いる3個分隊)が送り込まれるが、突如コヴナントの奇襲を受け(ハンターとグラントの一群)ほぼ全滅。ハーランドの分隊のみが脱出し、ファイアベース・ブラボー5に帰還した時彼らの陣地はコヴナント軍に蹂躙されつつあったのを目撃する。そして、本部へと撤退するが此方も敵の大軍に攻撃され、ほぼ全滅状態にあった。主要施設は航空部隊によってガラス化された悲惨な状態であった。生存者はハーランドを含め僅かな人数のみでほぼ全滅したも同然であった。

Fincher

ハーランド伍長の部隊がグリット 13 x 24から全速力で撤退する

海兵隊の強襲部隊が攻撃に失敗し、撤退したことを知らされるや否や本部ではスパルタンII部隊を突入させることに決定。スパルタン117率いるブルーチームと他のスパルタンが指揮するレッドチームが到着し、コートダジュール下水管に侵入した。下水管にはコヴナント軍の小隊が展開していたがこれを退けた。その後コートダジュール自然歴史博物館でコヴナント軍の一群が火成岩を調査、軌道上の船に情報を送信しているのを発見し、ハンター部隊と激しい銃撃戦を展開。これを撃滅し彼らが調査していた岩を奪還し、離脱した。

貨物船内に隠れていた30名の市民をグリーンとレッドチームに護衛させ市外へ避難させた後、司令本部に後退したスパルタン・ブルーチームもペリカンに乗り込み、惑星軌道上へ離脱する。その過程でHAVOK核弾頭を起爆させた。

コートダジュール市は核爆発で壊滅し、爆発は惑星上に展開していた全コヴナント地上軍を巻き込んだ。全滅であった。

第二次宇宙戦[]

Space battle- Sigma Octanus IV

スタンフォース提督に率いられたUNSC艦隊がシグマ・オクタヌスIV軌道上にて、コヴナント艦隊と交戦する

地上で戦闘が続く中、シグマオクタヌスIV軌道上にUNSC艦隊が到来する。午前6時25分にコヴナントの増援艦隊が星系の外周部で発見された。 スタンフォース提督に率いられた48隻の戦闘艦隊はUNSC イロコイ、スタンフォースの旗艦リバイアサンを含んでおり、MACの一斉射撃を行えるよう"市松模様"のフォーメーションを組み上げた。しかし、このフォーメーションではUNSC艦隊の移動が制限され、そして非常に正確に撃ち込まれるプラズマ魚雷を回避できないという致命的な欠点があった。

戦闘はUNSC艦隊の攻撃から幕を開けた。MACの一斉射撃が行われ、それに対抗してプラズマ魚雷が次々と放たれた。クレードルはプラズマ魚雷から艦隊を守る為に盾として艦隊の前に移動。攻撃を受け、全乗員と全ての施設を犠牲にしてコヴナント艦隊の最初の一撃を防いだのであった。クレードルステーションは破壊された。

この間にUNSC艦隊は第2回目の一斉射撃の準備を完了し攻撃した。この2回の攻撃を耐え抜いたコヴナント艦艇は8隻だけであった。2回の一斉射撃後にUNSC艦隊は散開。セラフ戦闘機部隊を投入し、艦艇同士の決闘に持ち込もうとしたコヴナント艦隊に対応する事になった。

この戦闘中、UNSC イロコイが軌道上にて地上からデータを回収していたステルス艦を発見し、これにアーチャーミサイルの集中砲火で撃沈した。ステルス艦の轟沈後、残存コヴナント艦隊は星系から撤退した。[4]

軌道上の戦闘において数少ない勝利となった(ペシ・セルペンティス以来)。スタンフォース提督は多くの艦艇の損失に繋がったにも拘らず、人類の士気高揚の為、この戦いを計画していたのであった。.[5]この戦いの為にUNSCの修理ステーションを盾として戦う戦術を考案したのであった。コヴナントは勝利より最も重要な情報をクリスタルより得た。それはアルファヘイローの位置である。そして、戦闘後UNSC イロコイに戦闘後に生じた残骸に見せかけて、密かにスパイプローブを船体に付着させることに成功した。この結果、惑星リーチの崩壊が確定してしまった。[6]

その後[]

駆逐艦イロコイに追跡機を付着させたためコヴナントは惑星リーチの位置を特定、翌月大規模攻撃を実施した。コヴナントはHaloの位置を知ったことは聖なる旅立ちを行ううえで非常に重要なことであったが、ヘイローに向かった艦隊はキース指揮する巡洋艦オータムとその搭乗員らによってほぼ全滅した。

タイムライン[]

2552年7月17日[]

  • 0000 Hours: ウィリアム・M・ラジェルUNSC前哨基地 アルキメンデスにてスリップ・ストリーム・スペース内の異常な動きを探知する。
  • 0300 Hours: UNSC イロコイが星系に突入、艦長ジェイコヴ・キース中佐がFLEETCOMにコヴナントが侵入したことを報告する。
  • 0320 Hours: 4隻のコヴナント機動艦隊(空母1、駆逐艦1、フリゲート2)が星系に突入した。イロコイは交戦しつつ増援を要請、UNSC ゲティスバーグUNSC アライアンスがシグマオクタヌス星系に来援する。
  • 0330 Hours: イロコイはキースループと呼ばれる戦いに勝利。空母以外の全艦撃沈する。空母は上陸用船団を放出後スリップスペースに撤退。
  • 0345 Hours: コヴナント軍コートダジュールを占領。
  • 0500 Hours: ミッチェル・スタンフォース提督の旗艦UNSC リバイアサンの指揮下で47隻のUNSC戦闘集団が星系に到着。
  • 0520 Hours: キッツ将軍に率いられた400名の海兵隊がコートダジュール周辺に降下する。
  • 0600 Hours: コヴナント軍の待ち伏せにより降下した海兵隊員は14名を残して全滅。ハーランド伍長が戦術コマンドを開設。
  • 0625 Hours: コヴナント艦隊の援軍が星系に侵入。
  • 0650 Hours: SPARTAN-II部隊が海兵隊を生き残らせるべくシグマオクタヌスIVに降下。
  • 0900 Hours: スパルタン部隊、戦術コマンドに到着。
  • 1800 Hours: スパルタンと残存海兵隊員がコートダジュールにて反撃を開始。
  • 2010 Hours: スパルタン、都市の地下に核兵器を設置。
  • 2039 Hours: 核兵器を起爆する。これによりコートダジュール市と全コヴナント地上軍が消滅。
  • 2120 Hours: 艦隊同士の激しい交戦が始まる。
  • 2130 Hours: 修理ステーションCradleがコヴナント軍の一斉射撃により崩壊。

2552年7月18日[]

  • 0500 Hours:* 全コヴナント艦は18隻破壊され、7隻生存するが撤退。

関連リンク[]

艦船[]

人員[]

引用[]

  1. Halo: The Fall Of Reach, page 155
  2. The ships fired a salvo of 63 MAC rounds (Halo: The Fall Of Reach, page 193), thus 15 ships must've had 2 MAC guns.
  3. 参加した戦闘艦の合計が48隻なので、そこから 15隻(駆逐艦) 2隻(空母) 1隻(巡洋艦)を引くと、48-18で フリゲート艦は30隻となる
  4. Halo: The Fall of Reach - 2010 Edition - Chapter 21
  5. Halo: The Fall of Reach, page 160
  6. Halo: The Fall of Reach - 2010 Edition - Chapter 23

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