- “この新たなUNSC車両は特殊な役割を担う。それは対空戦闘だ。ウルヴァリンの車体から放たれる無数のミサイルが上空の敵機、建造物にダメージを与えることが出来る。ただ、強力な敵地上軍には無力なので、それからウルヴァリンを守らねばならない。守られてこそ、敵の航空ユニット(バンシー)に強力な打撃を与えることが出来るだろう。”— GamePro, July Edition
M9対空車両又はウルヴァリンとして知られるこの兵器はUNSCの対空・対地目標への掃射を可能としたハーフトラック型対空自走砲である。[1]
作戦での歴史[]
ウルヴァリンはコヴナント戦争中幾多の戦場で使われてきた。ハーベスト、アルカディア、Dwarka、 ミリデム、トロイ、ジェリコVIIだ。[1]
ウルヴァリンの設計、生産施設は惑星火星に置かれていたが、2535年に爆撃(恐らく分離主義者達の仕業であろう)を受け、一時的ではあるがウルヴァリンの生産が停止状態に追い込まれた。[3]
しかし、何とか復旧できたかそれとも別の地域から搬入したのかは不明だがドラエトヘルスVの戦闘でも使用されている。
デザイン詳細[]
この車両はM9 Main Anti-Aircraft Tankという名の通り、対空戦闘を行う為に設計されている。車体後部に搭載されたM260 MLRS[1] から放たれるアージェントVミサイルは素晴らしい機動性で敵性航空機へ弾頭を送り込む能力に特化していた。ミサイルポッドは非常に大きく、ミサイルの再装填は全て機械システムを通じて行われる。[4]
レーザートラッキング[2] との組み合わせでウルヴァリンの対空能力はどの車両にも負けないが、必要であれば対地目標に向けてもミサイルを発射することが出来る。しかし、対空車両は対空戦闘向けであって、軽度の装甲しか付与されていない。その為重装備の歩兵部隊や重火力の装甲部隊には太刀打ちできない。[4] このような欠点はあるが、様々な地形(特に起伏のある地形)での作戦に対応できる事から使用され続けている。[2]
ドライバーはXM511重グレネードランチャーのピポッド[2]を使用して、ソフトターゲットに対する防護戦闘を行える。ウルヴァリンは敵地上部隊の決定的打撃から身を守る為に重戦闘車両による厳重な護衛が必要とされる。[4]
ゲームプレイ[]
ヘイローウォーズでの性能[]
ヘイローウォーズ内のM9MAAT
- 対空攻撃力: 14
- 対車両攻撃力: 5
- 対人攻撃力: 3
- 対建造物攻撃力: 5
- 防御力: 14
基地内に車両デポがあり、テックレベルが3に達している事、そして物資が300以上あると言うすべての条件を満たす事でウルヴァリンを製造することが出来る。ウルヴァリンには2つのアップグレードがある:
- "一斉射撃": 対空・対地目標に対する弾幕射撃を展開させる。適応の為には400の物資とテックレベル3が必要。
- "デュアルランチャー": 一度に発射するミサイルの量を増加させ、ミサイルランチャーの火力を向上させる。適応の為には900の物資とテックレベル4が必要。
戦略[]
- ウルヴァリンは先に書いたとおり、対空戦闘以外は使い物にならない。なのでSP42コブラやスコーピオン等の対地上戦に優れた性能を持つ戦闘車両の護衛が必須だ。
- もし、基地を防護する為に使用するならば基地の前面に配置しておく事だ。勿論、ウルヴァリンの左右にコブラを配備する事を忘れてはならない。
- ウルヴァリンが"一斉射撃"を取得した後であれば、貴重な砲兵火力として使用する事もできなくは無い。
雑学[]
- ウルヴァリンはUNSCで初めて使用された"ハーフトラック"型車両である。
- この兵器はまるで第2次世界大戦時代に使用された米軍のM3対空自走砲やドイツのSdKfz 251対空自走砲に似ている。
- Halo 3に登場した対空レイスはウルヴァリンに対する対抗の為かもしれない。役割も、破壊されやすいと言う欠点も似ている為だ。
登場した作品[]
- Halo Wars (First appearance)
- Halo: Spartan Assault
関連リンク[]
- Anit-Air Wraith (Covenant counterpart)
- Scorpion (UNSC counterpart)
- M12R Light Anti-Aircraft Vehicle
情報源[]
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