プレストン・エレミア・コール中将は UNSC海軍の提督でありコヴナント戦争中に指揮をとっていた。彼が行った事項で特に有名なものはコールプロトコルと呼ばれる命令書である。これは戦争末期まで守り抜かれた物であった。
伝記[]
悲惨な遭遇による召集[]
彼は2525年当時、彼は中将の位にあった。しかし既にUNSCを引退しておりどこかの惑星にあったマンション(恐らく惑星リーチ)で静かに生活をしていた。 彼の召集が決定されたのは第4艦隊の壊滅と惑星ハーベストの全滅が損傷した駆逐艦UNSC ヘラクレスの帰還によって報告された2525年の12月頃であった。
彼はこの大惨敗をONIの使者の持った資料を見て知り、海軍への復帰を決めた。
ハーベストの戦い[]
彼は惑星ハーベストの戦争で多大な犠牲を払って勝利する。しかし敵とのテクノロジーの差が激しく、(コヴナント艦1隻につきUNSC艦4隻を失う。これはコヴナント艦はシールドで守られていたが、UNSC側にそんな物は存在しなかったためであった)ハーベスト以降幾つかの艦隊戦で勝利は収めれたが殆どの戦闘は連戦連敗であった。
XI Boötis Aにて交戦し不時着させたコヴナント戦艦からエリート族の生存者を捕獲し、話を聞くところによると人類の故郷…地球…の位置は把握できていないということが判明した。このため、コールプロトコルを発令するにいたった。
コール議定書[]
UNSC Emergency Priority Order 098831A-1として知られていた当議定書は先の戦闘にてコヴナントから聞き出した貴重な情報を下にして作成された、人類が守るべき絶対的な文書である。
コヴナントの侵攻によって撤退する場合、地球へ直に脱出することの禁止、代わりにランダム生成された座標へジャンプすること。
艦艇または船舶が拿捕されそうな場合、艦船内データの全面消去とAIの破壊、並びに船の自爆によって地球の位置を知らせてはならないことが列記されていた。

ONIアルファサイトのメモリアル
その後[]
2543年まで精力的にUNSCの防衛戦闘を指導し続けてきたが、その内勝利できた戦闘はほんのわずかでしかなかった。技術力の格差が大きすぎた。ごく一部のプロジェクトを除いてコヴナントの技術に迫ることは到底不可能だった。
2543年、18スコルピで戦闘がおこり、勝利したとの報告が入るがコールはこの戦闘後、生き残った艦艇を集結させて(その中には18スコルピで大破寸前に陥ったUNSCイオまで含まれていた)ペシ・セルペンティス周囲の調査・警戒に乗り出した。
そして、2543年4月18日300隻のコヴナント艦隊と交戦し、最後に100発以上の核爆発に巻き込まれて戦死した。その代り侵攻艦隊は全滅させた。この情報はここにて確認が出来る。
この戦闘は彼の海軍生活で最も重要な位置を占めていた。彼が率いていた艦隊は星系に到着後すぐに艦隊を2分し、側面から攻撃を仕掛けた。コヴナント艦隊に損害を与えるもすぐに形勢を立て直され、反撃される。この時にはすでに艦隊は星系全域に分散されていた。コヴナントはこれを完全に叩き潰そうと行動を開始する。だが、まさにその時に反乱軍の艦隊が星系に出現しコヴナント艦隊に向けて無差別に砲撃する。そして大急ぎでスリップスペースに消えた。
この行動がコヴナント軍を混乱させ、一部の艦艇が撤退を始める。コールはこの隙に自軍を星系から撤退させ、旗艦のみで突入を開始。旗艦はすべてのミサイルサイロを開放し攻撃を加えた。
この突撃の後、艦は惑星の重力によって援護を得られない領域にまで進出していた。しかし、コヴナント艦艇ではこの惑星の重力を消し去れるほど強力な力は持っていなかったため何もできずにいた。 やがて、惑星に向けて放った100発の核弾頭が着弾し惑星は消滅、惑星崩壊の衝撃波がその場に存在する艦艇全てを襲い破壊し尽した。この時、彼は戦死したものとして記録された。
だが、この戦闘で彼は生き残ったのではないかという説もある。その根拠は不明だが、大爆発が襲う前に2隻のコヴナント艦を撃沈後スリップスペースに脱出した、というのだ。その真偽は不明である。
これを受け、あるAIが映像を解析した結果生存している可能性は90%超であるという結果が判明している。したがってこの戦闘で彼が本当に戦死し、エヴァーストも撃沈されたかについてはまったく不明である。
彼の最後の言葉は以下の通りであったと言われている。
- “良く聞いてほしい。コヴナントの諸君。私はプレストン・エレミア・コール中将だ。人類艦隊の旗艦エヴァーストにいる。貴方達は宇宙の栄光なる後継者であると主張するのか?私は貴方の、いわゆる神聖というものに吐き気すら覚えている。貴方達は我々が到底受け入れがたい判断を過去も・・・今もしているのであろうか?私の個人的な行動で300隻以上の艦隊を巻き添えにすることになんら躊躇はないのだろうか・・? 2度に及ぶハーベストの攻撃の後、一体何が残ったと思う?私が見たところでは貴方達には立派な後継人が揃っている。貴方達がそうではないと我々が考えたならば、貴方達は私の間違いを証明しようとする。その場合は、果して最善を尽くせるのだろうか?この我々人類に対して!”— コール中将の最後の録音レコード
彼は引退したら農民として余生を送りたい、と言っていた。
彼が関係した主要な戦闘[]
経歴[]
- 2470年11月3日:誕生する。
- 2488年9月21日:UNSC海軍に入隊
- 2489年9月22日以前?:CMA Season of Plentyの一クルーになる。
- 2492年6月7日:士官候補生になる。
- 2494年3月2日以前?:UNSC ラスベガスの中尉であった。カリスト事件の遭遇と解決。
- 2494年~2500年の間:大佐に昇進しコルベット艦の艦長となる。
- 2502年:休職に入る。
- 2525年:第4戦闘群の報告書を見てUNSC海軍に復帰。
- 2526年3月1日:ハーベスト奪還戦に勝利。(40隻中13隻の戦闘艦を喪失。敵艦は1隻の巨大艦。激戦の後に撃沈した)
- 2526年10月21日:アルファ・アウリガエ艦隊戦に勝利。(117隻中37隻の戦闘艦を喪失。敵艦は12隻。全艦撃沈)
- 2528年2月13日:XI Boötis A艦隊戦に勝利。(70隻中30隻の戦闘艦を喪失。敵艦は8隻。全艦撃沈)
- 2530年12月24日:グロームブリッジ1830艦隊戦に勝利。(17隻中11隻の駆逐艦を喪失。敵艦は3隻。内2隻を破壊)
- 2530年12月24日以降:グロームブリッジに不時着した敵艦からエリートの生存者を確保。人類の故郷を知らないこと、人類は絶滅すべき種族である事を聞き出す。
- 2530年~2531年:コール議定書の発令。
- 2543年4月18日:ペシ・セルペンティス大艦隊戦に勝利するが行方不明に。(267隻中70隻以上の艦艇を喪失。敵艦は300隻。全艦撃沈)
関連リンク[]
- UNSC
- UNSC Navy
- Cole's fleet(コールが司令官の大艦隊)
- UNSC Navy
- Human-Covenant War
- UNSC Emergency Priority Order 098831A-1(コールプロトコル)