第2次レクイエム攻防又はレクイエムキャンペーンと称されるこの戦闘は、UNSC軍が本格的にレクイエムに侵攻を開始した戦闘である。
この戦闘では、UNSC、レメナント派コヴナント、プロメシアン軍の3つ巴の激しい戦闘がレクイエム内部、惑星外部で引き起こされた。
背景[]
2557年、UNSC インフィニティ元司令官デルリオは先のレクイエム事件での失策により艦長職を剥奪され、ラスキーが艦長職に就任した。ラスキーは第2次地球戦時(ニューフェニックス事件が発生した戦闘)にダイダクト艦への攻撃指示を出しており、この後艦隊司令部はインフィニティにレクイエムの調査を行うために再び侵攻するよう命令を出す。この際、インフィニティ単独ではなくダコタ戦闘集団を送り出している。総戦力50隻以上、海兵6000名、スパルタンファイアチーム多数を新たに載せ、数千のブロードソードとペリカン降下艇を搭載し、新たにエンジニアや科学者たちを乗せていた。
戦闘[]
軌道上の戦闘[]
2558年2月7日午前5時、ダコタ戦闘集団はレクイエム軌道上に展開する。インフィニティはコヴナント艦隊のど真ん中でジャンプアウト、CCS級巡洋艦を体当たりして撃沈し、フリゲートを複数出撃させ、コヴナント艦隊に攻撃を行った。
インフィニティの交戦開始と共に戦闘集団の残りが到着し、コヴナント艦隊掃討に当たる。このとき、インフィニティと巡洋艦部隊は地上侵攻用部隊の派遣準備に入っている。コヴナント艦隊が展開する中で数百のワートホグ、スコーピオン、海兵隊やスパルタンファイアチームを満載したペリカン降下艇部隊がレクイエムに侵攻、地上軍を迅速に展開し始めた。
2558年2月8日の段階で、レクイエム周辺宙域はUNSCが支配下においていた。
初期の侵攻[]
2558年2月7日午前5時の宇宙戦開始とほぼ同時にレクイエムのREQ-931-B地点に大量のUNSC海兵隊部隊とスパルタンチームが展開した。展開地点は短縮化された名称を割り振られ、その殆どが砂漠地帯である、採石場や渓谷地帯であった。 初期侵攻には少なくともスパルタン5中隊(キャッスル、マジェスティック、ドミノ、アイビー、クリムゾン)が参加していた。
多数の装甲部隊を投入したが、未だ多くの地点はコヴナントの支配下にあった。UNSC軍は増援を展開し、現地にはインフィニティ科学班によってプレハブの仮設基地が設営された。 しかしながら、コヴナントは遠隔電源で稼動している区域に施設を保有していたためクリムゾン中隊が制圧に赴き、インフィニティが電源を中和する。
プロメシアン軍の反撃[]
UNSC軍によるコヴナント軍掃討が進む中で、今度はプロメシアンがコヴナントと共にUNSC軍に抵抗する。プロメシアンはスパルタンIV部隊と同等の強力な力を持っていた。このためスパルタンファイアチームの多くはプロメシアンが多数展開する戦線に投入されていった。幾つかのフォアランナー構造物が眠る山は幾度と無くプロメシアン、スパルタンの戦場となった。 インフィニティはこの一帯に対してスパルタン部隊(マジェスティックとクリムゾン)を投入し敵性勢力を撃破、インフィニティ科学チームが同地に研究基地と移動拠点を建設する。
科学調査[]
地上戦が激しさを増す中でレムナント派コヴナント軍は艦隊の大部分をインフィニティから隠していた。その間インフィニティが惑星周辺を押さえていたが更に強大な部隊を伴い、再びレクイエム軌道上で戦いを挑んだ。UNSC軍はインフィニティ科学班が基地の設置に興味を示し始め、彼らが設営を望む地域はプロメシアンAIやレムナントが占拠していた為に、地域の確保を目的としてスパルタン部隊が投入された。クリムゾン中隊は作戦中興味深いフォアランナー・アーティファクトを奪取、インフィニティへ移送した。しかし、このアーティファクトが原因となり、艦内のあらゆるシステムが電子パルスの影響でダウンしエンジンも停止した。エンジンのエンジニアであったグラスマンは後にアーティファクトの調査を命じられ、アーティファクトに触ったのと共にレクイエム地表に転送されてしまう。最終的にアーティファクトはスパルタンチームリーダーの強引な方法でようやく機能を停止し、艦の動力も復旧するに至った。ラスキー大佐の要請によりONIプラウラー アラジンによってハルゼイ博士を艦に移送させる。彼女にアーティファクトの調査を依頼しようとしていたのだ。その一方でインフィニティ科学班はガリレオ、ガガーリン、コルペニクスなどのチームをレクイエムに派遣し地上での作戦を担当させる。フォアランナー施設の継続的な研究などを目的として。
Parg Vol[]
幾つかの作戦を終えた後、インフィニティはParg Volの脅威に悩まされていた。事実、UNSCがレクイエムに幾つか設営した指揮所、科学ラボがレムナント等によって制圧されて来たのである。敵の反撃も徐々に激しさを増しつつあった。クリムゾン中隊は、敵の指揮官を始末するために密かに地上に展開する。が、Volに知られてしまい作戦は失敗する。部隊は敵に包囲され、その隙にVolは脱出する。スパルタン部隊は包囲してきた敵を一掃するが、Volがかなりの量のUNSC製装備(アーマーや武器)を蓄積しているという事実を知る。やがて、レクイエムの草原地帯でスパルタン部隊に追い詰められ、最後の抵抗を行った。
ダイダクトの片腕[]
戦闘は厳しさを増していた。クリムゾン部隊の成功にも関らずである。そこにキャッスル部隊が壊滅したとの知らせがもたらされる。
ジュール・ムダマがこの頃、レクイエムに到着した。レムナント側は捕虜にしたグラスマンを生かす代わりにある作業に当たらせる。ムダマの到着によってレクイエムのテレポートグリットのコントロールを確保した。レムナントはプロメシアンの支援を受け、各所で戦闘が続く。ムダマはUNSCにとって最大の脅威ともいえた。 そこでクリムゾンとマジェスティックを投入し、フリートマスターの排除に向かわせる。しかし、見つけた筈がすぐにワープし消えてしまう。これが何回も続き、インフィニティはワープ直後を狙うために弾幕で攻撃するよう命じた。ムダマはまたしても逃げ出してしまうが、彼が落としたフォアランナーの遺物はUNSCによって回収され、ガリレオ基地へと移送されてしまったのであった。彼は意図的にそれを人類の手に渡らせていたのだ。
ダイダクトの贈り物[]
ガリレオ基地では科学班によるダイダクトの贈り物の診断を始め、クリムゾン部隊はEVACを待っていた。が、そのときレムナントによる攻撃が始まり、攻撃はスパルタン・ミラーの活躍によって阻止された。(彼はバンシーを奪い、ファントムを撃墜したのであった) ガリレオ基地に急行するよう命じられた部隊は途中、ジャッカルの強襲部隊とグラントの重武装部隊などによる妨害を受けた。そして更にハンターとエリートによる攻撃もが加わった。 ガリレオ基地の防備は以前の襲撃後に大幅に強化されていた。
作戦継続[]
クリムゾン中隊とアイスブレイカー中隊[]
ソーンとグラスマン[]
インフィニティに対する攻撃[]
Gekの戦死[]
レクイエムの崩壊[]
ジュールムダマは求めていた鍵を手に入れ、彼がこの地にいる理由が失われた。インフィニティをレクイエム軌道上に繋ぎとめたまま、レクイエムの軌道を太陽に突入するよう修正させた。インフィニティはパーマー、マジェスティックとクリムゾン両中隊にインフィニティを繋ぎとめている楔を2つとも解除するよう命じ、太陽に衝突する直前になって2つのアーティファクトが機能停止、レクイエム軌道上から脱出する。崩壊しつつあるレクイエム外郭に空いた穴を通って2個中隊はインフィニティに帰還、インフィニティは全速力で星から離れ、レクイエムから脱出を果たす。
レクイエムは太陽に衝突し、太陽と共に消滅した。
余波[]
レクイエムはジュールムダマの手によって消滅し、ライブラリアンの鍵の片方とハルゼイを手にして撤退する。UNSCは鍵の片方と共に惑星から脱出を果たす。
ハルゼイはUNSCに暗殺されかけたと言う事実に怒り、復讐の為にジュールムダマの支援を行うことになる。
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