
Art of Halo 3からSPIアーマーのコンセプトアート
低出力潜入アーマー(Semi-Powered Infiltration armor, SPIアーマー)は、UNSCが開発した強化装甲である。SPIアーマーはスパルタン-IIIによって試験運用が行われた。
概略[]
SPIアーマーはODSTのバトルアーマーとスパルタン-IIのミョルニル・アーマーの中間的な性能を持ち、ミョルニル・アーマーの低コスト化を目的として開発された。周囲の景色を捉えて色を変化させる光反射パネルをもち、コヴナントのアクティブカモフラージュ技術と同等の光学迷彩機能を発揮する。『フランス外人部隊の鎖かたびらと戦術的ボディアーマーを合体させ、そこのカメレオンの同化作用を加えた』と評される。[1]
バージョン[]
マーク-I[]
マーク-II[]
利点[]
- SPIアーマーは極めて安価で生産でき、ミョルニル・アーマーよりも大量生産に向いている。
- 光学的な偽装装置を搭載しており、着用者にアクティブカモフラージュの効果をもたらす。
- ミョルニル・アーマーほどかさばらず重量もないため、輸送が容易である。
- 優れた冷却機能を持ち、熱探知によっては極めて発見されにくい。
- 顔面プレートには倍率が5倍までの自動ズーム機能がある。[2]
欠点[]
- SPIアーマーにはミョルニル・アーマーマーク-Vおよびマーク-VIが持つようなエネルギー・シールドがない。例外として、スパルタン-III特殊部隊のヘッドハンターにはエネルギー・シールドを搭載した試作型が支給されたが、設計の都合上シールド機能を有効にするためにはカモフラージュ機能を無効にする必要があった。
- ミョルニル・アーマーと異なり、着用者の筋力や速度を増幅する機能はない。
- フラグ・グレネードの爆発やプラズマ等で光反射パネルが影響を受けた場合、光学迷彩機能が回復するまで時間がかかる。
- マーク-V以降のミョルニル・アーマーが持つAI搭載機能を持たない。
トリビア[]
- Bungie が公開したHalo 3のスクリーンショットのなかには、SPIアーマーが使用可能になると期待させるものがあった。それらは実際にはミョルニル・アーマーのEVAバリエーションであった。
- Halo: Reachにおいて、黒のバイザー、PILOT バリエーションのヘルメット、ODST もしくは UA/BASE SECURITY の肩、FJ/PARA のニーガード、デフォルトもしくは UA/BASE SECURITY のボディを選択することでSPIアーマー風の外見を再現できる。
- SPIアーマーが真空や水中で呼吸可能かは不明であるが、おそらくリブリーザーのような外部の呼吸用装置を利用すると考えられる。
登場作品[]
- Halo: Reach
- Halo: Ghosts of Onyx
- Halo: Evolutions - Essential Tales of the Halo Universe
- Headhunters (short story)|Headhunters