- “本日、私は前任者の忠告に従う事にした...ラスキー大佐。貴官にキャサリン・ハルセイ博士の排除を命ずる。”— トーマス・ラスキー大佐に対するオスマン提督の命令
セリン・オスマン(SN: 39489-72738-SO)[1] 本名Serin Çelik,[2] 元SPARTAN-019はOzとも呼ばれるUNSC海軍の上級士官の一人で、海軍情報局のエージェントでもあった。次期ONI長官候補とされた人物である。
伝記[]
幼少期[]
2511年に生まれ、2517年にスパルタンII候補生として拉致された。この時、彼女はクローンと交換される事が無かった。彼女はセリン019の呼称を与えられ、フランクリン・メンデス上級曹長の元で訓練を受けた。
スパルタンII計画とONIでの経歴[]
- “BB sometimes wondered what kind of operational Spartan she would have made, just the averagely terrifying kind or a full-blown angel of death.”— Black-Box[3]
遺伝的・生化学的強化は受けたが、オスマンの体は他のプロセスにて拒否反応を示し、彼女の強化手術は失敗する。[4] だが、失敗したもののいくつかの強化結果は身体に顕れた。ただし骨格的な強化は一切ない。ONIは14歳の彼女を保護すると、彼女を教育してONIの指揮官養成プログラムに入れる。[5] また手術の失敗で生じた障害の治療を施した。[6]
ONI長官のマーガレット・O・パランゴスキー中将はこのスパルタンの保護者のように振る舞い、彼女を自身の後継者候補として育成した。オスマンは自分がもし失敗を犯したとしてもパランゴスキーが許すであろう唯一の人間と認識している。元スパルタンであることを隠すため、姓である"オスマン"を名乗っている。その名前と外見から他人にはしばしばトルコ系であると思われるが、それが当たっているのかは本人も知らない。スパルタン徴用以前の身元情報を閲覧できる立場にあるが、ファイルを見るのを長らく躊躇っている。[7]
戦後[]
2553年に彼女は海軍大佐に昇進した。
コヴナント戦争終戦後、彼女はパランゴスキー提督によってサンヘリオスへ派遣される外交団の代表として選ばれた。 その任務中、UNSC アリアドネがベネチアコロニーに救援を要請して断られたという情報に接した。ヴェネツィアコロニーが救助を拒んだためにアリアドネが沈んだとき、彼女は此処に戻って復讐すると誓った。後に、キャサリン・ハルゼイ捕獲の支援を担当した。
エヴァン・フィリップスがサンヘイリの内乱に巻き込まれたとき、彼女は彼を救うためにサンヘリオスに向かった。彼女が乗り込んだUNSC インフィニティがサンヘリオスに到着したとき、インフィニティはアービター陣営の支援を行い勝利に導いた。
2558年、彼女は提督に昇進する。レクイエム調査のため、内部に進入したインフィニティは、作戦中回収したアーティファクトからプロメシアン・ナイトが艦内に大量にワープしてきたことによって戦闘状態になり、その最中、ハルゼイ博士が誘拐され、その場から離脱した。 ハルゼイ博士がインフィニティから消えた後、インフィニティ艦長のトーマス・ラスキー大佐から報告が送信され、インフィニティとの通信で接触する。彼女は、以前からパランゴスキーから聞いていた忠告を受け入れ、ハルゼイ博士の排除をラスキー大佐に命令した。 しかし、この命令を遂行しようとしたサラ・パーマー中佐を阻止すべくラスキー大佐がマジェスティック・チームを送り込んだことで排除は事実上失敗。しかも”ストーム”のリーダーであるジュール・ムダマによって”ストーム”艦隊に連れ去られてしまう。
レクイエム第2次攻防戦が終わりを告げ、インフィニティが地球に帰還し、ラスキーとパーマーが報告を行ったとき軍高官らと共に出席していたオスマンはラスキーに対し「ハルゼイ博士の排除を命令したパーマー中佐を阻止しようとしていたのでは無いか?」とレクイエムにおけるハルゼイ博士の排除の失敗に関するラスキーの行動に対し疑問を呈する。ラスキーはこれに対し、不測の事態を防ぐ為にマジェスティックチームを投入したと主張した。
登場、言及された作品[]
- Halo: Glasslands (First appearance)
- Halo 4
- Spartan Ops