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ファジャド-084少佐[1]は、コヴナント戦争中に活躍したUNSC海軍の士官である。ファジャド-084は元々SPARTAN-IIの候補者として徴兵されていたが、後に行われた身体増強手術に失敗、障害を負ってしまった為に海軍情報局での任務を与えられた。[2]

人物[]

ファジャドは優れた視覚と聴覚、そして黒い肌を持っていたと言われる。スパルタン候補生として集められた子供達が訓練を受ける中で、彼はチーム内でも頻繁に斥候の役割を受け持つ事が多かったようだ。また、候補生の中でもジョン-117サミュエル-034とは早期から良好な関係を築いていた。ファジャドは恐らくスパルタンの中でも最高のトラッキング能力を持っていたが、彼は身体増強手術に適合する事ができなかった為に重度のパーキンソン病を発症してしまう。彼は自ら立って歩くことも出来なくなってしまったが、一方で精神的には健康な状態を保っていた。彼のトラッキングの役割は後にアントン-044等の他のスパルタンに受け継がれる事となる。[3] また、彼はその名前や容姿からアラブ系やインド系の出自と考えられる。

伝記[]

地球での子供時代[]

2517年、ファジャド-084は遺伝子的に完璧に適合するスパルタン計画の候補生としてキャサリン・ハルゼイ博士に選び出され、六歳で強制的な徴兵を受ける。彼はフラッシュクローンと置き換えられて惑星リーチへと送られ、その他のスパルタン候補生と共にフランクリン・メンデス 兵曹長AI・デジャの元で厳しい訓練を受ける。[4]

彼はハイランド山脈森林地帯に設けられた訓練施設で、スパルタン候補生としての数々の訓練をこなした。[5]

増強[]

西暦2525年、惑星リーチ軌道上のONI医療施設で行われたスパルタン候補生への身体増強手術においてファジャドは神経系の強化措置に適合することが出来なかった。彼は一命こそ取り留めたものの重度の合併症を発症し、彼は事実上スパルタンIIとしての任務を果たす事が不可能であると判断された。これにより彼はスパルタン計画からは排除される事となったが、その優れた知性を活かす意味で、彼には代わりに海軍情報局でのデスクワークが与えられる事となった。[6]

ファジャドはその後、西暦2540年にスリップスペースに関する論文を発表し、これはUNSC 宇宙物理学会の誌面に掲載された。この論文を見たジェイコブ・キース(彼はハルゼイ博士の助手として、スパルタン候補生の選抜に関わっていた)はファジャドの事を思い出し、この論文を私的に保存していた。西暦2552年、UNSC イロコイシグマ・オクタヌスIVをパトロールしていたキースは遠隔スキャン前哨地 アルキメデスに勤務するウィリアム・ラヴェル少尉からの定時報告を受け、この論文を再読。結果的にこの論文によりキースはコヴナント艦隊の接近を察知、彼の報告と"キース・ループ"として知られる果敢な戦いぶりにより、UNSCは シグマ・オクタヌスIVでの戦いで勝利を収めることができた。[7]

雑学[]

  • ファジャドのサービスナンバーである84は、「7に関連する数字」である( 84÷12=7)。このような7の倍数となるナンバーを与えられているスパルタンIIは、彼とダグラス-42の二名だけだ。
  • ファジャドは確認されているスパルタンの中では4名しか存在しない、少佐の階級を持つスパルタンである。ファジャドの他に該当するのはカートキャサリン-B320カーター-A259である。 (UNSCでは少佐より上の階級は司令官の為の階級であり、実際の戦場で戦う事は難しくなる).
  • 惑星リーチでのスパルタン訓練中、ペリカン降下艇を守る海兵隊員達を罠にかけるため、ファジャドはジョン-117の提案によりサミュエル-034の脚をブーツで蹴り軽い怪我を追わせている。

情報源[]

テンプレート:ONI Personnel テンプレート:Spartan

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